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るい(CRZ・VVN・BVBサポのブログ)

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【ボルシア・ドルトムント】DFBポカール1回戦・デュースブルク戦レビュー

ボルシア・ドルトムントは日本時間の9月14日深夜に、デュースブルクとのDFBポカール初戦を迎えた。デュースブルクはドイツ3部のクラブで、19-20のリーグ戦は5位でフィニッシュしている。

ドルトムントのスタメン

ドルトムントスターティングイレブンはこちら。

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ドルトムント公式の予想通り、3バックだった。(私自身、相手も格下なので4バックを試すかと思っていました。)
怪我のビュルキに代わり、ヒッツがゴールマウスを守ることに。3バックは右からエムレ・ジャン、フンメルス、アカンジ。ダブルボランチヴィツェルと17歳ベリンガムが抜擢された。ウイングバックは右に新加入ムニエ、左には怪我のラファエル・ゲレイロに代わりトルガン・アザールがスタメン。2シャドーはジェイドン・サンチョとジョバンニ・レイナ。1トップはエーリン・ホーランドとなった。

試合の感想

ここからは試合を見ての印象を。まずは守備陣から。

ヒッツに関しては、被枠内シュートも2本だけとほとんど出番はなかった。キックの精度はビュルキより確実に上だ。

同様に3バックも、相手が相手なので評価のしようがない。3バックの両脇ジャンとアカンジが攻撃参加するときに、ヴィツェルがそのポジションをカバーするあたりは、3部のクラブ相手でも徹底されていたと思う。

次にダブルボランチヴィツェルは守備に重点を置いたアンカー的な役割を担い、チームに安定感をもたらしていた。凄まじかったのはベリンガムだ。イングランドバーミンガムからやってきた17歳はピッチを縦横無尽に走り回り、17歳とは思えないフィジカルを発揮、前半30分にはゴールも決めて見せてクラブの公式戦最年少ゴール記録を更新した。ドリブルに失敗しボールを蹴ってしまい、イエローカードをもらうあたりはまだ若さも残るが、ブンデスリーガのチーム相手にどこまでやれるのか非常に楽しみである。

ウイングバックの2人はそれぞれ違ったプレイを見せた。右サイドのムニエは、完璧にはチームにフィットしていない模様。しかし、インテルへ移籍したハキミとは違った持ち味を発揮。スピードはもちろん劣るが、守備能力・高さ・パス精度などは明らかにムニエの方が上だ。サイドバックではなくウイングバックでプレイする分、デュースブルク戦ではあまりなかった攻撃参加をもっと見てみたい。左サイドのアザールは圧巻だった。昨年まで主にプレイした2シャドーの位置ではなく、ベルギー代表でもプレイするウイングバックに入るとその能力を存分に発揮。もともと持ち合わせている守備力に加え、攻撃ではサイドから中央に侵入し相手ディフェンスをかく乱させた。おまけにFKでゴラッソを叩き込み、ゲレイロが復帰した時はどうするのかという嬉しい悩みも出てきた。

2シャドーのサンチョ・レイナと1トップのホーランドは及第点の出来ではあったが、3人とも流れの中でのゴールはなかった(サンチョのPKのみ)。しかし、このポジションはまったく心配していないので、開幕戦に期待だ。

交代出場したのは、ディレイニーピシュチェク・ブラント・ロイス・レイニエルの5人。
ディレイニーはスタメンの2人にはないような守備の激しさとパス出しを見せ、ボランチ3番手の地位を確立させている。ピシュチェクに関してはウイングバック起用は少し厳しいといった感じか。今のシステムではCB起用になるだろう。ブラントはゴール前での決定機を決められなかった。このパフォーマンスだと、ロイスも復帰すれば2シャドーでのスタメンは厳しいかもしれない。ロイスは途中出場でのプレー再開後わずか3秒でのゴールで、DFBポカールでの途中出場からの最短ゴール記録を塗り替えた。ようやく俺たちの王子が戻ってきた。足の状態も良さそうでしっかりプレイしていて安心したシュヴァルツゲルプ(ドルトムントサポーターの愛称)も多いだろう。レイニエルはもう少し長い時間見たかった。あまりボールにも触れられず、不完全燃焼だっただろう。

出場機会のなかったベンチメンバーは、GKのドルリャーカ、MFのダフート、パスラック、ヴォルフ。この選手たちは怪我人が復帰してきたらベンチ入りは危ないかもしれない。個人的に、ラシュルとフェライはPSMでもいいアピールをしていてベンチ入りすると思ったのだが、ベンチ入りはならなかった。

次戦に向けて

ブンデスリーガの開幕戦は日本時間9月19日土曜日の25:30キックオフ。ホームのシグナル・イドゥナ・パルクでのボルシアMG(昨シーズン4位)戦だ。ドルトムントからすると超お得意様で、現在11連勝中だ。(通算14勝1分3敗)
ブンデス開幕を前にドイツ各州政府は、「直近7日間の10万人あたり感染者数が35人未満」の条件付きで、スタジアム収容人数の2割を上限に、まずは6週間、ファンの入場をドイツ全土で許可する決定を下した。シグナル・イドゥナ・パルクには約1万人が入る見込みで開幕が非常に楽しみになった。

ボルシアMG戦のプレビューも書けたら明日の夜に書きたいと思います。
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