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るい(CRZ・VVN・BVBサポのブログ)

主にC大阪・V長崎・BVB関連について書いていきます。

【V・ファーレン長崎】2020シーズン全選手通信簿

2020年のJリーグも全日程が終了し、V・ファーレン長崎は昇格圏内に僅かに及ばず3位という結果に終わった。
シーズンが終わり監督・ヘッドコーチの解任(退任)など、不安なオフシーズンが始まっているが、ここでは2020シーズンのJ2リーグ42試合だけを評価していく。(短い寸評付き)

今回は「S」を最高、「D」を最低とした5段階評価で、出場時間が足りない選手は寸評のみとする。

S・・・チームMVP級
A・・・素晴らしいパフォーマンス
B・・・及第点
C・・・実力を出しきれず、不満の残る出来
D・・・チームに貢献できず


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各ポジションごとの出場時間が長い選手を表記した図


GK

1 富澤 雅也 27歳 「-」(出場 1試合・先発 0試合・出場時間 21分・1失点)

第5節の途中出場以外、ゴールを守ることはなかった。首脳陣から見て、高木和より劣っていたのだろう。

21 高木和 徹 25歳 「B」(出場 19試合・先発 19試合・出場時間 1689分・19失点)

J3しか経験していなかった割には、大きな事故なくやってきたのではないだろうか。ただ、セーブ率では徳重選手の約78%に比べ、高木和は73%と下回った。

30 徳重 健太 36歳 「A」(出場 23試合・先発 23試合・出場時間 2070分・19失点)

V・ファーレンを後方から支えたベテラン。チームを救うビックセーブは多いものの、こちらはパスの精度に難があった。ロングパスの成功率は高木和の43.9%に対し、徳重は36.9%であり、シーズンを通してゴールキーパーを固定できなかった要因だろう。

31 古賀 貴大 21歳 「-」(出場 0試合)

プレーを見ることなく退団となってしまった。降格した2018年シーズンオフにゴールキーパー不足で補充した感じの加入だったので、妥当といえば妥当なのかもしれない。2年間お疲れ様でした。

DF

3 亀川 諒史 27歳 「B」(出場 28試合・先発 25試合・出場時間 2232分・1G・4A)

前半戦ではチームNo.1の出場時間を記録したが、29節の怪我でシーズン終了に。彼がいなかった11、12月は左サイドの人選にかなり苦労した。

4 フレイレ 31歳「B」 (出場 24試合・先発 17試合・出場時間 1587分・1G・0A)

出来の悪かった前半戦と比べると、後半戦は巻き返したほうでは。個人的にはセットプレーであと1、2点決めてほしかった。

5 鹿山 拓真 24歳「C」(出場 14試合・先発 8試合・出場時間 770分・1G・0A)

秋頃に守備陣の怪我人続出でチャンスが回ってきたが、なかなか安定したプレーはできなかった。大学時代にコンバートした(された)みたいだが、守備的なポジションは合っているのだろうか。

6 角田 誠 37歳「B」(出場 25試合・先発 25試合・出場時間 2012分・1G・0A)

昨季よりは出場も少なくなったが、最終ラインで奮闘した。40節・味スタでのヘッドには、選手達も勇気づけられただろう。

15 加藤 聖 19歳「-」(出場 0試合)

亀川が怪我をしていた時期にもベンチ入りできなかった。目標はパリ五輪のはずなので、早めに出場機会を得てほしい。

16 毎熊 晟矢 23歳「A」(出場 36試合・先発 32試合・出場時間 2854分・2G・4A)

11月中旬の欠場(怪我?)を除き、フル回転したサイドバック。ルーキーながら出場時間チーム3位は凄まじい。

22 徳永 悠平 37歳「C」(出場 10試合・先発 6試合・出場時間 607分・1G・0A)

今シーズン限りでの引退を表明。小ネタだが、今シーズンのシュート決定率は100%だった。

23 米田 隼也 25歳「C」(出場 26試合・先発 13試合・出場時間 1219分・1G・2A)

コンバートされたあげく、出場機会にも恵まれなかった選手。監督が変わる来季もサイドバックで勝負するのだろうか。

24 江川 湧清 20歳「C」(出場 11試合・先発 9試合・出場時間 721分・0G・1A)

亀川が怪我をするも、スタメン奪取には至らなかった。ただ、試合を重ねるごとにパフォーマンスは良くなっている(まず、初スタメンが首位攻防の福岡戦はかわいそうだった)印象。新潟戦での富樫へのアシストはスーパーだった。

26 二見 宏志 28歳「A」(出場 35試合・先発 34試合・出場時間 3052分・0G・0A)

秋野に続きチームNo.2の出場時間。守備のみならず後方からのビルドアップでも貢献(1試合平均自陣パス数 52.1本はリーグ12位)した。警告2個も素晴らしい。

39 庄司 朋乃也 23歳「C」(出場 7試合・先発 1試合・出場時間 200分・0G・0A)

シーズン途中加入では、ディフェンスラインに加わることは難しかった。ただ、出場した試合では安定したパフォーマンスを披露。

MF

7 吉岡 雅和 25歳「D」(出場 14試合・先発 9試合・出場時間 695分・1G・0A)

前半戦は最低限の出番は与えられていたが、名倉、氣田が台頭した後半戦は出番がほとんどなかった。背番号「7」は荷が重かっただろうか。

8 磯村 亮太 29歳「C」(出場 12試合・先発 3試合・出場時間 335分・1G・1A)

終戦でV・ファーレンでの初得点を決め、その後のインタビューで退団を発表し話題を呼んだ。今季は大幅に出場時間を減らしたが、移籍先はどこになるのだろうか。

10 ルアン 30歳「C」(出場 31試合・先発 10試合・出場時間 1088分・6G・3A)

序盤はチームにフィットせず、本人にとっても悔しい時間が続いてしまった。だが、後半戦になるとゴールも増え始め、少しずつではあるが才能の片鱗を見せ始めた。チームにも中央でボールを受けられるファンタジスタ系の選手は少ないだけに、ここから巻き返しに期待だ。

13 加藤 大 29歳「C」(出場 32試合・先発 14試合・出場時間 1411分・1G・0A)

島田とのトレードのような形で加入したが、秋野・カイオの牙城を崩せず、出場時間も延ばせなかった。スタミナを武器にスタートから出てこそ活きる選手なので、少し恵まれなかった部分も。

14 名倉 巧 22歳「A」(出場 27試合・先発 24試合・出場時間 1970分・5G・2A)

ゴール・アシストともにキャリアハイをマークした今期は24試合に先発出場。5得点のうち4得点は左足と逆足でのゴールが多く生まれた。ベンチ外となった試合が14試合あり、来期はシーズンを通して試合に出続けてほしい。

17 秋野 央樹 26歳「S」(出場 40試合・先発 38試合・出場時間 3400分・0G・7A)

主将としてチームトップの3400分に出場。リーグ7位の7アシストも記録した。また、インターセプトも1試合平均0.4回とリーグ10位を記録し、守備でも活躍した。

18 氣田 亮真 23歳「A」(出場 32試合・先発 18試合・出場時間 1686分・4G・2A)

シーズン序盤は途中出場が多かったものの、28節・愛媛戦の初ゴールを皮切りに左サイドのスタメンに定着。しかし34節以降の9試合では0ゴール・1アシストのみと悔しい結果となった。

19 澤田 崇 29歳「B」(出場 26試合・先発 24試合・出場時間 2096分・2G・2A)

序盤は主力としてスタメン出場が多かったが、11月以降は怪我の影響で試合に絡めず。長崎加入後では最短の出場時間となってしまった。氣田とはタイプの異なるサイドアタッカーなだけに、怪我を完治させて完全復活してほしい。

20 大竹 洋平 31歳「B」(出場 24試合・先発 14試合・出場時間 1363分・5G・2A)

意外にもゴール数はキャリアハイを更新。昨季よりも出場時間は約半分に減らしたが、シュート成功率は約2倍の17.2%を記録した。

27 新里 涼 25歳「-」(出場 1試合・先発 1試合・出場時間 2分・0G・0A)

今季は実質戦力外の状態に。初出場となった最終節では得点に絡んだだけに、もっとプレーを見たいとサポーターは感じているだろう。

40 カイオ セザール「S」 25歳(出場 40試合・先発 30試合・出場時間 2742分・6G・2A)

今季のチームMVP。攻守に走り回り、強烈なミドルシュートなどで6ゴールを叩き込んだ。

FW

9 富樫 敬真 27歳「B」(出場 34試合・先発 24試合・出場時間 1920分・7G・0A)

チームトップの7ゴールを挙げたが、本人は満足していないだろう。来年もチームを勝利に導く劇的弾に期待だ。

11 玉田 圭司 40歳「B」(出場 25試合・先発 17試合・出場時間 1206分・6G・3A)

FWながら色んな場所に顔を出し、攻撃のアクセントとなった。シュート決定率は驚異の26.1%だ。

25 エジガル ジュニオ 29歳「A」(出場 11試合・先発 7試合・出場時間 587分・5G・1A)

夏に電撃加入したストライカーは短い出場時間で5ゴールをマーク。2列目の選手とのコンビネーションが成熟すればゴール量産の予感だ。 

29 畑 潤基 26歳「C」(出場 29試合・先発 12試合・出場時間 1215分・5G・2A)

シーズン前半はスタメンも多かったが、エジガル加入により出番を大きく減らした。今季は途中出場からのゴールが無かっただけに、フォワードとしての幅も広げたい。

32 ビクトル イバルボ 30歳「D」(出場 22試合・先発 6試合・出場時間 816分・3G・4A)

ピッチに立てば存在感は抜群だが、中々それが難しい。シーズン終盤は外国人枠の関係でベンチにも座れなかった。

33 植中 朝日 19歳「-」(出場 2試合・先発 0試合・出場時間 14分・0G・0A)

前線の選手に怪我が重なった9月に出番が与えられたが、それ以外はベンチにも入れなかった。2年目となる来期は試合に絡んでほしい。



最後に
今回はチームとしての戦い方などは無視し、個人としてのパフォーマンスを評価しています。あくまで私の独断ですが、意見がある方はぜひコメントを残してください。よろしくお願いします。